ジュラトロン®PBI
特長
- 使用温度200°Cを超える当社製プラスチックの中で最高の機械的特性
- 荷重たわみ温度420°C、不活性環境下での連続使用温度400°C、大気下で340℃（短期の場合530°C）
- 当社製未充填プラスチックの中でも最高位の線膨張係数と圧縮強度
ジュラトロン®CU60PBIは、当社製未充填のプラスチックの中で最高の耐熱性と機械的特性を有しています。極端な温度での耐摩耗性と耐荷重性に優れています。
非強化材料であるジュラトロン®CU60 PBIは、イオン性不純物の点で非常に「クリーン」であり、アウトガスを抑えられます（水を除く）。 これらの特性により、この材料は真空チャンバー用途に適しています。ジュラトロン®CU60 PBIは優れた超音波透過性を備えているため、超音波測定機器のプローブチップレンズなどの部品に最適です。
ジュラトロン®CU60 PBIは、優れた断熱材でもあります。 溶融状態の他のプラスチックは、ジュラトロン®CU60PBIに付着しません。 これらの特性により、プラスチック製造および成形装置のコンタクトシールおよび絶縁体ブッシングに最適です。
詳しくは弊社営業開発部までお問い合わせください。
担当：宮崎（miyazaki.toru.ma@m-chemical.co.jp)
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keyboard_arrow_down高断熱ブッシング
ジュラトロン®CU60 PBIで作られた射出成形用ホットランナーのブッシングは、成形中のプラスチックを溶融状態に保つことができます。 高温の溶融プラスチックがジュラトロン®CU60 PBIに付着しないため、ブッシングが長持ちし、清掃作業が容易になります。（以前の材料：Vespel®PI、セラミック） -
keyboard_arrow_down電気コネクタ
安全性をさらに高めるために、航空機エンジンメーカーは、200°Cを超える温度にさらされるコネクタをジュラトロン®CU60PBIに置き換えました。 （以前の資料：Vespel®PI） -
keyboard_arrow_downボールバルブシート
ジュラトロン®CU60 PBIで製造されたシートは、高温の流体処理に優れています。 （旧素材：メタル）
ジュラトロン®PBIは非常に硬く、加工が難しい場合があります。加工精度を維持するためには、ダイヤモンド工具をお勧めします。ジュラトロン®PBIはノッチに敏感になる傾向があります。すべてのコーナー部の靭性を最大化するために、Rを付け、エッジを面取りする必要があります。高い寸法公差を要求される部品は、吸湿による寸法変化を避けるために、密封された容器（通常は乾燥剤付きのポリバッグ）に保管することをお勧めいたします。200°C以上で使用する場合は、使用前に乾燥させるか、熱衝撃による変形を防ぐために乾燥状態に保つ必要があります。