腐食する環境用に開発された三菱ケミカルアドバンスドマテリアルズのソリューション

Fluorosint® 500 – アブレーダブルシールとして使用され、ローターに歯が切られたタイプの設計で最も一般的に適用されます
Ketron® PEEK – 高温で使用されるステーター（固定子）に歯を切るタイプのコンプレッサー、および超高速のコンプレッサーユニットに適用されています

上の写真では、上のシールは腐食の強い環境で機能しなくなり、歯がわずかに削れています。 直接の衝撃を受けたために変形し元の位置に戻らなくなってしまいラジアルすきまが大きくなり、流路が大きくなったため、パフォーマンスが落ちてしまいました。 下のシールは金属製のラビリンスシールですが、PEEK製シールは、接触ことで歯が変形しますが、元の位置に戻りコンプレッサーの効率低下を防ぎます。

近年、エネルギー市場では、H2Sレベルがさらに増加し、濃度で10％から35％まで増加しています。 当社は、化学変化を起こすためにコンプレッサーとしての性能を落としてしまう金属製ラビリンスシールに代わる素材として新しいKetron®PEEKグレードの開発を行っています。NORSOK M-710に要求される試験および、サワー原油中の高レベルの硫黄に関するISO 23936-2仕様を満たし、業界の課題を解決するために、研究開発努力を続けています。