UHMW-PE+SBR:ラバーバックシートの開発経緯
極端に小さい屈曲半径にライニング施工する場合UHMW-PEの薄いシートが要求されることが多い。UHMW-PEは接着が効かない為、ライングをする際にボルト止めをせざるを得なかった。しかし、ボルト止めをすることで表面にボルト部分が出てしまい、スムーズなスベリ性能を発揮できないでいた。
そこで、接着の効く方法としてSBRのゴムとの複合材を開発する事で、接着を可能とし極端に小さい屈曲半径にも施工を可能とした。しかも線膨張も抑えられ温度変化によりUHMW-PEがたわむ問題も若干解消された。
用途: | スクリューフィーダー |
量: | 25基 |
ライナー: | TIVAR1000natural+SBR→2+1厚みのシート900×1800 |
バルク材: | 牛の飼料(蜜入り) |
既存材: | ステンレス |
問題点: | フローの問題、付着 |
施工年: | 2010 |
スクリューフィーダーのトラフおよび排出口に蜜を含んだ飼料が固着する。
パーツの完成品(現地での加工を省く事で材料の歩留まりを改善)を納入することで、施工時間の短縮、及び通常の規格サイズ900w×1800Lではなく1100w×2200Lを特別製作することでユーザーの予算にマッチさせた。