USスチール社石炭工場の石炭バンカーはディスチャージホッパーのマスフローやビン上部のファネルフロー等広いフローパターンに対応して設計されてました。(広いフローパターンはビンのファネルフロー部分で生じる断固としたラットホールを避けるためにディスチャージホッパーの先端部でのマスフローの時に重要なことです)
しかし、当初のバンカーは瀝青炭用の設計でしたが、瀝青炭からフローの性質が異なる瀝青炭を含む混合炭や亜瀝青炭、石油添加物に切替えました。そのためバンカーのフローパターンを全交換する必要がありました。
石炭工場の石炭バンカーのフロー対策としてドロップインTIVAR® 88-2ライナー
用途: | 石炭バンカー |
数量: | 56台のディスチャ-ジホッパー |
ライニング材: | TIVAR® 88-2, 厚み6mm ドロップインライナー |
バルク材: | 瀝青炭、亜瀝青炭の混合炭 |
既存材: | ステンレス |
問題: | フローの問題、付着とブリッジ |
導入時期: | 1995年 |
フローの性質が変わるとステンレスホッパーの側壁に沿って流れないので、石炭炉に流すバンカーの中で深刻なフローの問題が発生しました。安定したラットホールならバンカーの中で流出量が増え、結果としてライブストレージ容量の50~60%が削減できました。
石炭工場の技術者と契約後当社のバルク材フローコンサルタントは二つの提案をしました。第一案は石炭バンカーの設計を改造し、ディスチャージホッパーの側壁斜面の角度を67度から70度に変更します。これはディスチャージホッパーの全交換あるいは重要な構造の改造を意味します。第二案は現行のホッパーに低摩擦係数のライナーをはりエアーキャノンを取り付けることです。二つの案の価格の比較、構造改造するための操業休止時間を考慮すると低摩擦係数のライニングに決めました。当社はライニングの取付けを設計し契約を結び、そのシステムタイバーの技術者チームは継ぎ目のないドロップインホッパーライナーとタイバー88-2から作るダイバータプレートカバーを推奨しました。この解決策によりライニング作業がはかどりました。継ぎ目のない一体型は流れの滞留を除き、TIVAR88-2の表面の完全な状態を最大限活用したこのライニングシステムにより総合的な性能が向上しました。1995年に56台のTIVAR88-2のドロップインライナーを取付けて以来現在まで全てに磨耗の兆候がでていません。 ライニングした各ホッパー一台につき年間約4万トンの石炭が流れ、工場のプロジェクト技術マネジャーは石炭の流量は100%、ビンの最大限の容量を実現してると言っています。エアーキャノンは購入されましたが、取付けずに済み必要ないでした。このライナーの活用は成功し、工場の一日の作業の一工程を削除できたので、年間10万ドルの削減になりました。