アメリカ中西部の大規模セメントメーカーはタンクから供給ベルトに石灰石を送る際に12FMS Syntron Vibatoryを利用しています。
大手セメントメーカーは石灰石の流動ライニング材にてTIVAR® 88を使用しています。
用途: | フィーダー |
Quantity : | 12FMS Syntron Vibatory |
ライニング材: | TIVAR® 88, 厚み:12.5mm |
バルク材: | 石灰石 |
既存材: | 炭素鋼 |
問題: | 粘着性 |
導入時期: | 1990年 |
外部の環境要因(固形温度と雨)で深刻な流動を阻害する問題がフィーダー内で起こっていました。湿気と固まった石灰石はフィーダーの流れを阻害させ品質管理問題と製造の休止につながりかねませんでした。これは石灰石を焼成する釜で発生する不良品と追加の製造コストも発生させます。さらには受け入れ可能な仕様製品をつくるための再製造も求められます。現場作業者はこれらの粘着した石灰石をとるために携帯用削岩機と加熱点火棒を使用していました。
このような方法は改善の余地がおおいにありました。
TIVAR® 88(厚み12.7mm)は低摩擦係数と耐摩耗性の特性をもっていますが石灰石の固形温度でもすぐれた開放性を発揮することからテストのライニング材として採用されました。
TIVAR® 88は期待どおりフィーダー内での問題を解決しほかのラインでも採用されました。その後、大きな問題もなく10年以上稼動しつづけています。TIVAR® 88は石炭や石膏メーカーのラインでも評価をいただいております。